米国の平均寿命、座っている時間減らせば2年間延びる可能性

米国人は立ち上がる回数を増やしテ レビを見る時間を減らせば平均寿命を最長2年間延ばすことができると の調査結果が、英医学誌BMJオープンに掲載された。

これまでの研究を通じて長時間にわたって座りテレビを視聴するの は健康に悪影響を及ぼすことが分かっていたが、今回の調査で座って行 う行為を減らすことによって平均寿命が延びる可能性があることが初め て明らかになった。研究を中心になってまとめたピーター・カツマルジ ク氏によると、現在の米国の平均寿命は約78歳。

ぺニントン生物医学研究センター(ルイジアナ州)の教授(疫学) であるカツマルジク氏は9日の電話インタビューで「筋肉が活動しない 状態になる。座っていると脚は完全に動いていない」と指摘。「生活の 中で身体活動を取り入れればそれだけで良いわけではない。30分間、身 体活動をしても残りの23.5時間はどうだろうか。1日の残りの時間を座 って過ごしてはいけない」と語る。

カツマルジク氏によると、オフィスで座っている人は会議中に立ち 上がったり、電子メールを送付する代わりに同僚のデスクに歩いていき 頻繁に立ち上ったりすれば筋肉を活発に動かし続けることができる。

この研究結果によると、座っている時間を1日当たり3時間未満に 減らせば米国の平均寿命は2年間延びる可能性があり、テレビの視聴時 間を同2時間未満とすれば寿命は約1.4年間延長する可能性がある。

この研究では合わせて成人約16万7000人を対象とした5件の調査か らデータを集めた。米国医師会雑誌に2011年6月に掲載された調査結果 によると、米国人のテレビ視聴時間は1日当たり平均5時間となってい る。

原題:Sitting Less Adds Two Years to U.S. Life Expectancy, Study Finds(抜粋)