ニコン株価が大幅安で、1年4カ月 ぶりの下落率を記録。半導体露光装置でニコンと競合するオランダの半 導体製造装置メーカー、ASMLにインテルが出資を決めたことから、 業績への懸念が高まり売りが先行している。

株価は、前日比6.9%安の2340円まで下げ、昨年3月15日以来の日 中下落率となっている。午前11時12分時点での株価は、同6.0%安 の2361円。日経平均株価への下落寄与度は首位で、売買代金は国内上場 株首位の116億円。

半導体世界最大手のインテルは9日、ASMLに最大41億ドル (約3300億円)を投資して株式を取得することに合意したと発表した。 同社はASMLの「EUV」と呼ばれる次世代型の露光装置や450ミリ ウエハー向け装置の研究開発用に資金を投じる計画だ。

しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹投信グループ長は、 インテルのASML出資で、今後ニコンの受注が減少しASMLが優勢 になるのではとの懸念で売られている、と電話取材で述べた。

ゴールドマン・サックス証券の播俊也アナリストは10日の投資家向 けメモで、注視は必要ではあるものの、「当面の影響は限定的」と指 摘。今回の投資が2015年以降の量産が見込まれる最先端露光装置を対象 にしたものであることやニコンの露光装置事業の業績貢献度が既に縮小 していることから、業績への影響は軽微であることなどを要因に挙げ た。

--取材協力:Kazuyo Sawa

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