米企業の社債保証コスト、低下-クレジットデリバティブ

9日のクレジット・デフォルト・ス ワップ(CDS)市場では、米企業の社債保証コストが3営業日ぶりに 低下した。社債利回りが先週、過去最低となったことを受け、投資家は 高リスク・高利回りの資産を求めている。

ブルームバーグの集計によれば、北米企業の信用リスクの指標であ るマークイットCDX北米投資適格指数のスプレッドは、ニューヨーク 時間午後4時59分(日本時間10日午前5時59分)現在、1.6ベーシスポ イント(bp、1bp=0.01%)低下の111bp。

LPLファイナンシャルの市場ストラテジスト、アンソニー・バレ リ氏によれば、米景気低迷の可能性が予想されているにもかかわらず、 信用市場の投資家は過去最低水準の債券利回りに対応するため、より高 いリターンを求めているという。ブルームバーグがまとめたアナリスト 予想では、S&P500種構成企業の4-6月(第2四半期)決算は1.8% 減益が見込まれている。

バレリ氏は電話インタビューで、「信用市場は依然として一部の悪 材料を織り込んでいる」と指摘。「ここから大きく悪化するには、リセ ッション(景気後退)に戻りつつあることを示す何らかの証拠が必要だ が、それはまだ顕在化していない」と述べた。

原題:Credit Swaps in U.S. Fall as Investors Seek Out Higher Yields(抜粋)