オバマ米大統領:中間所得層向け減税延長を議会に呼び掛け

オバマ米大統領は、ブッシュ前政権 時代に施行された所得減税のうち、年収25万ドル(約2000万円)未満の 世帯を対象としたものに限って1年延長するよう議会に呼び掛けた。高 所得者向け減税については失効させるよう促すことで、議会共和党と同 党の大統領候補となるロムニー前マサチューセッツ州知事との違いを際 立たせようとしている。

オバマ大統領は9日、ホワイトハウスで演説し、米国は党派の争い による手詰まり状態にあると指摘。「この状態は税制をめぐる問題で最 も顕著だ」と語った上で、「私自身を含め、富裕層に属する米国民向け の減税を失効させる時だ」と主張した。

これに対し、議会共和党の指導者は、どの所得層であれ減税を打ち 切るには経済は脆弱(ぜいじゃく)過ぎると反論した。

失業率が8.2%に高止まりした雇用統計が3日前に発表されたのを 受け、大統領は税の公平性の問題に照準を絞っており、富裕層向け減税 は景気に寄与しておらず、財政赤字の要因になっていると主張した。

原題:Obama Calls on Congress to Extend Middle-Income Tax Rates (1)(抜粋)

--取材協力:Hans Nichols、Julianna Goldman.

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