リッチモンド連銀総裁:米国は最大雇用に近づいている可能性

米リッチモンド連銀のラッカー総裁 は、米国は金融政策の見地からは既に最大雇用に近づいている可能性が あり、政策当局者らが失業率引き下げのためにさらに打つ手はあまりな いとの見解を示した。

ラッカー総裁は1日、ブルームバーグラジオの番組「ザ・ヘイズ・ アドバンテージ」の司会者キャスリン・ヘイズ、ボニー・クイン両氏と のインタビューで、「米経済に起きていることを考慮すれば、われわれ は現在、最大雇用にかなり近づいていると思う」と発言。「これは衝撃 的で驚くべきことかもしれない」と指摘した。

同総裁は、「金融政策の観点からは、雇用は現在、最大に近い」と した上で、「これは理想だろうか。われわれはこれに満足するだろう か。答えはノーだが、金融政策がそれに関してできると思われるべきこ とは多くないと考える」と述べた。

同総裁は6月22日、連邦公開市場委員会(FOMC)が2670億ドル 規模のオペレーションツイスト(ツイストオペ)の期限を延長したこと について、この決定に反対したと表明。ツイストオペはインフレを助長 しかねず、景気を大きく押し上げることはないとの見解を示した。同総 裁は今年4回のFOMC全てで反対票を投じている。

同総裁はまた、米経済「成長の若干の鈍化は現実」だが、再びリセ ッション(景気後退)入りするほど深刻ではなく、「成長が幾分かの満 足と失望の間を行き来する状況にある」と説明。「数字はかなり芳しく なく、米国の成長が鈍化していることは確かだ」とした上で、「これは 致命的なものではないと思う。直ちにリセッションに戻ることはないと みている」と語った。

原題:Fed’s Lacker Says U.S. May Be Close to Maximum Employment (1)(抜粋)

--取材協力:Joshua Zumbrun、Caroline Fairchild.