英国債:10年債は4日続伸、1カ月ぶり低利回り-欧州不安で

9日の英国債市場では10年債相場が 4営業日続伸し、利回りは1カ月ぶり低水準となった。ユーロ圏の金融 危機が悪化するとの懸念から、比較的安全とされる英国債の需要が高ま った。

会計事務所BDOが発表した6月の英生産指数は、企業景況感が年 内最低に落ち込み、今後の経済が縮小することを示唆する水準まで低下 した。イタリアとスペインの国債相場は下落。この日のユーロ圏財務相 会合では、両国の借り入れコストを抑制するための十分な措置がまとま らないとの見方が強まった。

ソシエテ・ジェネラルの英国金利戦略部門責任者、ジュリアン・ワ イズマン氏は、「一般的には質への逃避で英国債のパフォーマンスが上 がる」とし、「ドイツが重過ぎる債務負担を抱え込むのではないかとの 不安が市場に広がりかねない」と語った。

ロンドン時間午後4時11分現在、10年債利回りは1.58%で、前週末 からほぼ変わらず。一時は1.558%まで下げ、先月5日以来の低水準を 付けた。同国債(表面利率4%、2022年3月償還)価格はこの 日、0.085上げ121.565となった。

同年限のドイツ国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)は26b pと、前週の27bpから縮小した。

ユーロ圏各国の財務相はこの日の会合で、先月の首脳会議で検討す ることで合意した銀行への直接資金注入について詳細を詰める。

原題:U.K. Gilt Yields Decline to One-Month Low on Euro Debt Concern(抜粋)

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