欧州株:4日続落、日本の経済統計とスペイン債利回りを嫌気

9日の欧州株式相場は4営業日続 落。日本の機械受注の大幅減少や、ユーロ圏財務相会合を前にしたスペ イン国債の値下がりが響いた。

ドイツの小売り最大手、メトロが約3年ぶりの安値を付けた。消費 者の支出抑制が同社事業に「大きな影響」を与えるとのオラフ・コッホ 最高経営責任者(CEO)の発言が売り材料。野村ホールディングスに よる投資判断引き上げを受け、通信銘柄は総じて高い。

ストックス欧州600指数は前週末比0.4%安の253.46で終了。スペイ ン10年債利回りは7%台となった。株価指数は週ベースでは5週連続高 で前週の取引を終え、1月以来最長の上げ相場となっていた。スペイン の銀行向け支援の返済ルールやイタリアが対象となり得る救済の条件を それぞれ緩和することで欧州首脳らが先月合意したことが背景。

ノルデア・プライベート・バンキングのチーフ株式アナリスト、マ イケル・ボーレ氏(コペンハーゲン在勤)は「市場の中心テーマは引き 続き債務危機と南欧諸国の利回りが向かう方向だ」と指摘。「従って、 今週も神経質で不安定な相場展開を予想する」と続けた。

ブリュッセルでのユーロ圏財務相会合は、ユーロ圏首脳が先月合意 した危機対策の詳細を詰める。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が この日、物価安定という責務から外れない範囲で同中銀が必要な措置を 講じるほか、危機対応で「あらゆるアイデア」を検討することにやぶさ かでないと発言すると、ストックス600指数は下げを埋める場面も見ら れた。

同日の西欧市場では、18カ国中14カ国で主要株価指数が下落した。

原題:European Stocks Retreat for Fourth Day; Metro Slides on Outlook (抜粋)

--取材協力:Namitha Jagadeesh.

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