中国株(終了):下落、デフレ懸念強まる-中国石油が安い

9日の中国株式相場はこの1カ月余 りで最大の値下がりとなった。中国の生産者物価指数(PPI)の低下 に伴い、デフレが国内の他の分野に波及する恐れがあるとの懸念が強ま った。温家宝首相は、国内経済に対する下押し圧力は「比較的大きい」 との認識を示している。

中国最大の石油会社、ペトロチャイナ(中国石油、601857 CH) は2.7%下げて上場来安値を更新。今週発表される同国の4-6月(第 2四半期)国内総生産(GDP)は前年同期比7.7%増への鈍化が予想 されている。鞍鋼(アンガン・スチール、000898 CH)を中心に鉄鋼株 も値下がり。同社は1-6月(上期)決算が赤字に転じるとの見通しを 示した。

アルミニウム生産のチャルコ(中国アルミ、601600 CH)や電気メ ーカーの広東美的電気(000527 CH)、中国南方航空(600029 CH)も安 い。

9日発表された中国の6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月 比2.2%上昇。ブルームバーグ調査の予想中央値は2.3%上昇だった。6 月のPPIは前年同月比2.1%低下した。

華西証券のアナリスト、ツァオ・シュエフォン氏は「インフレ率の 低下は、中国経済が想定以上に減速しつつあることを実際に示唆してい る」と述べた上で、「月内に発表される他の指標が予想を下回るだろう と投資家は相当心配している」と語った。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動する 上海総合指数は前週末比52.77ポイント(2.4%)安の2170.81で終了。 先月4日以来の大きな下げとなった。上海、深圳両証取のA株に連動す るCSI300指数は2.3%安の2416.04で引けた。

原題:China’s Stocks Drop Most in Month on Economy, Deflation Concern(抜粋)

--取材協力:Zhang Shidong.

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