欧州債:スペイン10年債利回り7%台-財務相会合への期待薄

9日の欧州債市場でスペイン10年債 が下落し、利回りは7%台に乗せた。ブリュッセルでのユーロ圏財務相 会合では、域内の金融問題を収束するための十分な危機対策がまとまら ないとの懸念が高まった。

イタリア国債は4営業日続落し、10年債利回りは約1週間ぶりの高 水準。ドイツ2年債利回りは2営業日連続でゼロを割り込んだ。9日の ドイツ入札で6カ月物証券の落札利回りが過去最低のマイナス0.0344% を記録したほか、フランスが実施した同年限の証券入札でも利回りが初 めてマイナスとなった。スペイン30年債利回りはユーロ導入後の最高に 達した。

ロイズ・バンキング・グループのロンドン在勤ストラテジスト、ア キレアス・ゲオルゴロプロス氏はユーロ圏の会合について、「市場は多 くを期待していない」と述べ、「これが引き続き周辺国の国債に圧力を 加えている」と語った。

ロンドン時間午後4時32分現在、スペイン10年債利回りは前週末 比11ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の7.06%。一時 は7.11%と、先月19日以来の高水準に達した。ユーロ導入後の最高は6 月18日に付けた7.285%。同国債(表面利率5.85%、2022年1月償還) 価格はこの日、0.7下げ91.725。30年債利回りは3bp上げ7.29%。ユ ーロ導入後の最高となる7.327%まで上昇する場面もあった。

イタリア10年債利回りは8bp上昇し6.11%。一時は先月28日以来 の高水準となる6.18%まで上げた。

ユーロ圏の各国財務相はこの日、先月の首脳会議で合意されたスペ インの銀行向け緊急融資の条件緩和などにについて協議する。

ドイツ2年債利回りはほぼ変わらずのゼロ。一時はマイナ ス0.013%と、6日に付けた過去最低のマイナス0.018%に近づいた。10 年債利回りは1.33%となった。

原題:Spanish Bond Yields Rise to 7% Before Finance Ministers’ Meeting(抜粋)

--取材協力:Roxana Zega、Tj Marta.