米でスワップ規制の定義公表へ-リスク低減や透明性確保狙う

米国のデリバティブ(金融派生商 品)監督当局は今週、米金融規制改革法(ドッド・フランク法)の下で どのデリバティブ取引がスワップに該当するかの定義を決定し、2008年 の信用危機の再発防止を目指すスワップ規制の一連の新ルールを公表す る。

米商品先物取引委員会(CFTC)と証券取引委員会(SEC)は 数百ページに上る規則のとりまとめ作業を10日中にも完了する見通し だ。JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックス・グループ、カ ーギルをはじめとする企業の取引が、どの段階でリスク低減や透明性の 改善を義務付ける規制の対象になるかが確定する。CFTCはクリアリ ングハウス(決済機関)の規制に関する作業も近く終える予定だ。

CFTCのゲンスラー委員長は5日の電話インタビューで、「最終 利用者の例外規定とスワップという用語のさらなる定義付けを行う作業 を完了することが極めて重要だ」と述べていた。

ドッド・フランク法は、CFTCとSECに対し、報告や記録保 持、取引、担保などに関する多くの規則を制定することを義務付けてい るが、CFTCとSECは規則実施の当初期限(2011年7月)を順守で きず、その後も度々先延ばしを発表していた。

コーネル大学のリン・スタウト教授(法学)は「これらの規制上の 要件は全て、まず第一にスワップに分類されるデリバティブの定義によ って決定付けられる。スワップの定義こそが規制制度の成功を支える上 で決定的に重要だと言える」と指摘している。

原題:Swap Definition Vote Set to Trigger Dodd-Frank Overhaul Cascade(抜粋)

--取材協力:Steven Sloan.

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