野村、大和の主幹事除外は格付けにネガティブ

米格付け会社ムーディーズは9日、 企業のインサイダー情報を漏らした野村ホールディングスと大和証券グ ループ本社が債券の引き受け主幹事から除外され始めたことは、格付け にネガティブな影響を与えるとの見方を示した。

ムーディーズは9日付の週報で、野村などの主幹事除外について、 収益性に直ちに与える影響は少ないが、今回の不祥事に伴う信頼性の喪 失拡大は日本市場のすべての市場参加者に持続的な影響を与えるだろう とみている。

住宅金融支援機構は9日、野村証券を30年など2つの債券発行の主 幹事から除外したことを明らかにした。市場資金部市場企画グループの 吉平貴志調査役は除外は「諸般の事情による」という。同機構では今年 度に5233億円の債券発行を計画している。また川崎重工は2日、大和証 券を主幹事から外した。

野村については、日本政策投資銀行も7月発行予定の財投機関債の 主幹事から除外されたことが3日分かっている。政府系金融機関の発行 体となる債券の主幹事から野村が外されたのは、少なくともこれで2度 目となる。

--取材協力:宮沢裕介 Editors: 平野和, 淡路毅