野田首相:消費増税めぐる民主党内の造反・分裂で国民におわび

野田佳彦首相は9日午前の衆院予算 委員会で、消費増税関連法案をめぐり、民主党内から造反者が出た上で 党が分裂したことについて陳謝した。辻元清美氏(民主)、自民党の谷 垣禎一総裁への答弁。

首相は、辻元氏から法案の衆院本会議での採決で民主党内から大量 の反対・棄権者が出るなど与党内が混乱したことについて問われ「残念 なことだが、いわゆる多くの造反者が出たこと、そして離党者が出たこ と、民主党の代表としてたいへん重たい責任を感じている」と指摘。そ の上で、「国民の皆さまには深くおわびを申し上げなければらない」と 語った。

谷垣氏への答弁では、「一日も早く党の規律を回復し、態勢を立て 直し、3党合意を踏まえた法案が参院で成立できるように全力を尽くし て責任を果たしたい」と述べ、早期成立の必要性をあらためて訴えた。

また、同氏は消費増税関連法案成立後の衆院解散を要求した。これ に対し首相は「一体改革も重要な課題だが、それ以外にもさまざまな、 例えば特例公債法案等々、案件がある」と指摘。その上で、「やらなけ ればならないことをやり抜いた後というのは一つのテーマだけで申し上 げているわけではない」と語った。

除籍

6月26日の衆院本会議採決では民主党から57人が反対票を投じた。 このうち、小沢一郎元代表ら衆院議員37人は参院議員12人と共に離党届 を提出した上で、衆参両院に新会派「国民の生活が第一」を結成し た。11日には新党を設立する予定だ。民主党はこのうち、参院議員12人 については離党届を受理したが、小沢氏ら衆院議員37人は9日の常任幹 事会で除籍処分とした。

9日の予算委では同会派に所属する牧義夫衆院議員も質問に立っ た。牧氏は「私たちは3党の談合よりも国民との約束を優先させた。政 権交代の時に、これからの1任期、4年間は増税はしないと約束した」 と増税法案に反対したことへの正当性を訴えた。

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