フランス経済立て直し、競争力めぐる「ショック」療法必要

フランス経済界首脳はオランド大統 領に欧州2位の経済大国が苦境を脱するためには競争力をめぐる「ショ ック」療法が必要だと説いている。

大統領は労働界の代表と企業幹部を招き「社会サミット」を9日に 開催するが、経済界は国内の事業コスト軽減を繰り返し唱えている。オ ランド新政権は、1-3月(第1四半期)にゼロ成長となり、失業水準 も12年余りで最悪となっている仏経済の立て直しを図っている。

エアバスの親会社、EADSで最高経営責任者(CEO)を務めた ルイス・ガロワ氏は7日のエクサンプロバンスでの会議で、「競争力シ ョックを生み出す必要がある」と述べ、減税と社会的経費を最大500億 ユーロ(約4兆9000億円)を削減するよう呼び掛けた。「相当大規模な ものにする必要がある」という。

今年の大統領選挙で社会的公正に加え、欧州債務危機への対応で成 長戦略を打ち出し社会党の政権奪回を果たしたオランド大統領は、雇用 法の規制が厳し過ぎ、賃金コストと社会的経費、それに法人税が高過ぎ るという企業側の不満への対応を迫られている。こうした懸念を和らげ ることは、財政赤字削減の公約達成と事業コスト削減の両立を意味す る。

ガロワ氏は「財政赤字削減を狙った増税の時期にこうしたことを実 行するは極めて難しい。手を打てる余地は限られている」と語った。

原題:Hollande Urged to Deliver Competitive Shock By French Executives(抜粋)

--取材協力:Caroline Connan、Gregory Viscusi.

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