スペイン、新たな財政緊縮策を数日中に公表も-税収減に対応

スペインのラホイ首相は、3回目の 財政緊縮策を数日中に公表するもようだ。半年前に発足した政権は、税 収が減る中で2回目の救済を回避しようと取り組んでいる。

ラホイ首相は2日、「アクセルペダルを踏む」時が来たと述べた。 同政権は過去最高付近にある国債利回りの押し下げを目指している。政 府当局者は、食品や水、公共輸送、ホテル、飲食店など現在、軽減税率 を適用している品目やガスについて増税を検討していると説明してい る。

スペインがリセッション(景気後退)に逆戻りしたことで、税収が 縮小し財政赤字削減の取り組みが阻まれている。欧州の債務危機が悪化 しつつあるとの懸念が広がり、10年債利回りは先週、7%台に再び乗せ た。同国は6月、不良債権が重荷となっている銀行の財政基盤強化で支 援を要請。ユーロ圏で救済を求めた4番目の国となった。

マドリードのコミーリャス大学のアントニオ・ザビエル・ラモス・ ラノス教授(経済学)はインタビューで、「緊縮策を背景にした税収拡 大はかなり困難なため私は疑念を抱いている」とし、「市民は税金の支 払いが増えて公共サービスのコストも高くなるとみている。これは全く 消費を促すものではない」と述べた。

ラホイ首相の1つの選択肢は、政権交代後に復活させて数カ月しか 経っていない住宅ローン減税を撤廃することだ。道路通行料も導入する 可能性があり、政府当局者は公務員給与や失業者向け支援金の引き下げ も排除していない。

原題:Spain Braces for Renewed Rajoy Austerity as Tax Take Hemorrhages(抜粋)