インド:利下げで債券一段高へ、ファンド予想-クレジット市場

前四半期にインド最高の運用成績を 上げた債券ファンド運用会社、コタック・マヒンドラ・アセット・マネ ジメントは、インド準備銀行(中央銀行)が年内に政策金利を0.5ポイ ントさらに引き下げると予想しており、それにより債券相場の上昇が続 くとの見通しを示した。

インド中銀のスバラオ総裁は4月、政策金利であるレポ金利を50ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き下げ8%とし、2009年以 来の利下げに踏み切った。コタック・マヒンドラによると、過去9年間 で最悪の景気減速に歯止めをかけるため、同総裁は年内に7.5%に利下 げする見通しだ。インドの10年国債利回りは年初から41bp低下 し8.16%となっているが、向こう1カ月は8-8.30%で推移すると同社 は予想している。

インドの1-3月(第1四半期)の経済成長率が5.3%に減速した ことを受け、コタック・マヒンドラは、スタンダードチャータードや CLSAアジア・パシフィック・マーケッツが予想するより速いペース で利下げが行われると見込んでいる。世界の投資家は今年に入り、ルピ ー建て債の保有を44億ドル(約3500億円)拡大している。HSBCホー ルディングスの指数によると、ルピー建て債のリターンは5%と、イン ドネシア債券の4.2%、中国債券の2.4%を上回る。

コタック・マヒンドラの債券責任者、ラクシュミ・アイヤー氏は5 日のインタビューで、「今年は債券の年だ」と指摘。「経済が好調では なく、利下げが避けられない現実となっているため、人々は国債の保有 を上積みしたいと思っている。すべての債券市場にチャンスがあるだろ うから、リスク選好の度合いに応じて選択すればよい」と述べた。

原題:Top Fund Sees Rate Cuts Fueling Asia’s Best Rally: India Credit(抜粋)