【個別銘柄】東エレやコマツ大幅安、ダイエー急落、ネクソン最高値

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は以下の通り。

東京エレクトロン(8035):先週末比6.1%安の3460円。4-6月 期受注は前四半期比28%減の790億円となった。半導体装置はロジック とメモリがともに減少し、薄型パネルも低水準だったことが響いた。大 和証券では、半導体製造装置の受注数字は想定以上に低水準でネガティ ブだったと指摘。13年3月期連結営業利益予想を引き下げるとともに、 株価はいったん今期1株純資産(3395円)を意識した水準まで下落する 可能性があるとの見方を示した。半導体受注全般に対する警戒に加え、 雇用統計発表後の米景気懸念も高まったことで、大日本スクリーン製造 (7735)やアドバンテスト(6857)、新光電気工業(6967)など半導体 関連も軒並み急落した。

コマツ(6301):4%安の1883円。野村証券では、中国建機市場の 一段の減少と鉱山関連市場の鈍化を見込み、同社と川崎重工業(7012) の投資判断をともに「買い」から「中立」へ引き下げた。同証券による 中国の油圧ショベル需要予想は、13年3月期台数(外資系)を従来の前 期比15%減から同30%減へ修正。鉱山機械受注は13年3月期に前回ピー クを上回る見通しだが、14年3月期に伸びが一服する可能性を見込むと している。川崎重も5%安。

輸出関連株:トヨタ自動車(7203)が1.9%安の3155円、ホンダ (7267)が3.1%安、キヤノン(7751)が2.1%安など総じて下落。東証 1部業種別で輸送用機器が下落率2位となったのをはじめ、電気機器は 3位、機械は4位とそろって上位に並んだ。6月の米雇用統計で雇用者 の伸びが予想を下回ったことや日本の5月機械受注の予想以上の悪化か ら、景気減速による業績懸念が強まった。

ダイエー(8263):10%安の224円で、東証1部値下がり率2位。 3-5月連結営業損益は8億1100万円の赤字(前年同期は12億1800万円 の黒字)だった。前年に東日本大震災直後の需要拡大による一時的な売 り上げの増加があった反動から、売上高が2.5%減と落ち込んだことが 響いた。業績悪化に失望した売りが優勢となった。

ネクソン(3659):3.6%高の1659円。一時は4.3%高の1672円まで あり、2日に付けた上場来高値1616円を更新した。大和証券では、ネク ソンに対する最近の取材により、世界的なオンラインゲーム・コンテン ツへの需要増加から同社が恩恵を受けられるとの見方が強まったと分 析。投資判断「アウトパフォーム」を確認するとともに、目標株価 を1840円へ引き上げた。

ケーヒン(7251):4.2%安の1137円。クレディ・スイス証券で は、ホンダ四輪向け需要増による限定利益の取り込みが想定を下回ると し、13年3月期連結営業利益予想を220億円から190億円へ下方修正。投 資評価を「アウトパフォーム」から「中立」へ引き下げた。

チヨダ(8185):7.4%高の1840円。3-5月連結営業利益は前年 同期比37%増の42億3800万円となった。昨年の東日本大震災で大きく売 り上げが落ち込んでいた反動に加え、プライベートブランド戦略の推進 による粗利益率の改善、販売管理費の抑制なども利益を押し上げた。据 え置いた通期計画(115億3500万円)に対する進ちょく率は37%に達し ており、計画上振れを見込む買いが入った。

ファーストリテイリング(9983):2.5%安の1万5400円。2012年 8月期の連結純利益予想を815億円から790億円に下方修正した。ユニク ロ事業で、海外が好調を維持しているものの、国内では3-5月期は不 調だったことなどが影響している。野村証券では、採算改善で3-5月 期の着地は好調だったと前置きしながらも、夏物の出足不振で利益率は 腰砕けで、米国も販売不振だと指摘。投資判断を「買い」から「中立」 へ引き下げた。

LIXILグループ(5938):3.4%高の1692円。クレディ・スイ ス証券では、4-6月決算は投資家の期待を上回るだけでなく、4-6 月業績を底にして業績が向上していくと予想。投資判断の「アウトパフ ォーム」を確認するとともに、住宅セクターのトップピックとして推奨 すると評価している。

住友ベークライト(4203):3.7%安の361円。野村証券では、ハイ エンド半導体パッケージ基板で日系3社の競争が激しさを増している可 能性があるとして、業績予想を減額修正。投資判断を「買い」から「中 立」へ引き下げた。

岡三証券グループ(8609):3%安の292円。連結ベースで投資有 価証券の評価損23億5100万円を、4-6月期(第1四半期)に特別損失 として計上する予定と6日に発表。収益水準の押し下げになると懸念し た売りが優勢だった。

フェリシモ(3396):2.3%安の1128円。総顧客数が期初計画に対 し未達となりそうなほか、受注単価も下振れる見込みで、13年2月期の 連結営業利益予想を従来の16億900万円から9億2100万円に下方修正す る、と6日に発表。前期比では7.6%増益が一転、38%減益に陥るもよ うで、業況悪化を嫌気する売りに押された。

日本セラミック(6929):4.6%安の1162円。大和証券では、欧州 でのエアコン需要と中国での家電需要がともに弱いことから、赤外線セ ンサーとフェライトの足元の受注が会社側従来想定を下回るペースで進 ちょくしているようだと指摘。最終需要の弱さから会社計画の未達懸念 が強まっている印象だとし、投資判断を「2(アウトパフォーム)」か ら「3(中立)」へ引き下げた。

マニー(7730):6.2%安の2710円。サージカル関連製品でステイ プラー、アイド針などが伸び悩んだほか、アイレス関連の販売単価下 落、デンタル関連のアジア低調などが響き、12年8月期の連結営業利益 計画を従来の37億7000万円から前期比1.6%増の35億2300万円に下方修 正する、と6日に発表。採算性の悪化が嫌気された。

エヌ・ピー・シー(6255):8.1%安の282円。太陽電池メーカーの 設備投資が想定以上に落ち込んでおり、受注が低水準の影響で11年9月 -12年5月期の連結売上高は前年同期比43%減の72億円だった、と6日 に発表。販売管理費・製造経費の削減は進んでいるが、営業損失は前年 同期の11億円に対し、4億9700万円と赤字が続き、厳しい事業環境を嫌 気する売りが先行した。7億3400万円の営業赤字を見込む12年8月通期 計画は維持。