ECBノワイエ氏:債務の貨幣化を目指している中銀はない

欧州中央銀行(ECB)の政策委 員会メンバー、フランス銀行(中銀)のノワイエ総裁は、国債買い取り で公的債務の貨幣化を目指している中銀はないと指摘した。

ノワイエ総裁は仏エクサンプロバンスでの会合で、「インフレで債 務負担を減らすという事実上隠された意図を持って赤字の貨幣化に取り 組んでいる、あるいは取り組むことを検討している中銀はどこにもな い」と発言。「それはアナリストの空想だと思う」と述べた。

ノワイエ氏はECBなどの中銀は経済への金融政策浸透を改善する 目的で国債を購入していると説明。また、「多くの国で銀行の健全性に 対する疑念がある」ことから、銀行間および債券市場はなお問題がある との認識を示した。

さらに同氏は、中銀の介入は市場の機能不全を「一時的に改善する こと」は可能だが、恒久的に銀行や金融市場に取って代わることはでき ないとして、「限界がある」と述べた。極めて低い金利も市場をゆが め、資産バブルを引き起こすことがあり得ると語った。

原題:ECB’s Noyer Says No Bank Central Wants to Monetize Deficits(抜粋)