イタリア:260億ユーロ歳出削減を閣議決定-増税先送り

イタリアのモンティ政権は付加価値 税(VAT)の増税を先送りし、歳出削減を実施することを閣議決定し た。

イタリア首相府は7時間にわたる閣議後に声明を送付し、今後3年 間で260億ユーロ(約26兆円)の歳出を削減し、VATの21%から23% への引き上げを少なくとも1年間先送りすることを決定したと発表し た。

モンティ首相は過度に増税に依存せずにユーロ圏で2番目の規模の 債務を削減できると投資家に確信させることで、同国債の利回りを押し 下げようとしている。

歳出削減の内訳は今年が45億ユーロ、来年が100億ユーロ、2014年 が115億ユーロ。14年までに中央政府の予算が75億ユーロ削減され、今 後2年半に医療費や地方への移転が27億ユーロ減額される。中央・地方 政府は公務員を10%、幹部職員については20%の削減を実施する。

グリリ財務次官は「増税が実施されていたら、伊経済に深刻な悪影 響があっただろう」と指摘した。

イタリアの2つの主要組合は既に、歳出削減に対してストライキを 警告している。モンティ首相は「ストが起きるかもしれないが、われわ れは歳出削減の必要性は共通の目標だと望んでいる」と強調した。

原題:Monti Cabinet Backs Spending-Cut Package to Replace Tax Increase(抜粋)