7月6日の欧州マーケットサマリー:スペイン債利回り、一時7%台

欧州の為替・株式・債券・商品相 場は次の通り。(表はロンドン午後6時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.2281   1.2392
ドル/円             79.62    79.92
ユーロ/円           97.78    99.03


株              終値   前営業日比 変化率
ダウ欧州株600  254.40     -2.53    -1.0%
英FT100     5,662.63   -30.00     -.5%
独DAX      6,410.11   -125.45   -1.9%
仏CAC40    3,168.79   -60.57    -1.9%


債券          直近利回り 前営業日比
独国債2年物      .01%        -.03
独国債10年物     1.33%       -.06
英国債10年物     1.59%       -.06


商品                  直近値   前営業日比 変化率
金   現物午後値決め  1,587.00    -17.00   -1.07%
原油 北海ブレント         98.29     -2.41    -2.39%

◎欧州株:3日続落、米雇用統計に失望-プジョーが安い

6日の欧州株式相場は3日続落。この日発表された6月の米雇用統 計で、非農業部門雇用者数が市場予想を下回る伸びとなったことが売り 材料となった。

フランスの自動車メーカー、プジョーシトロエングループ (PSA)は7.7%安。1-6月(上期)販売台数の落ち込みが嫌気さ れた。スペインの銀行、ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行( BBVA)は5.1%下げた。HSBCホールディングスによる投資判断 引き下げが売りを誘った。一方、仏蘭系航空会社、エールフランス・ KLMグループは4.4%上昇。乗客数が増加したのに加え、人員削減で 労働組合と合意したことが手掛かりとなった。

ストックス欧州600指数は前日比1%安の254.40で終了。週間で は1.3%上昇し、5週連続高。1月以降で最長の上昇局面となった。6 月4日に付けた年初来安値から8.8%戻している。

アッティカ・ウェルス・マネジメントのマネジングディレクター、 セオドア・クリンタス氏は「上向きの勢いを維持するために、量的緩和 拡大への期待が高まっているようだ」とし、「雇用統計を受けて来週は 不透明感が増すだろう」と語った。

米労働省が発表した6月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数 は前月比8万人増。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト の予想中央値は10万人増だった。家計調査に基づく失業率は8.2%で前 月から変わらず。

6日の西欧市場では、18カ国中16カ国で主要株価指数が下落した。

原題:European Stocks Decline as U.S. Payrolls Rise Less Than Forecast (抜粋)

◎欧州債:スペイン債利回り一時7%突破、ドイツ債はマイナスに

6日の欧州債市場ではスペイン10年債相場が急落し、利回り は7%を突破した。この水準に達したのはユーロ導入以後で5日の み。域内債務危機の悪化阻止に向けた政府と中央銀行の取り組みが 不十分との懸念が高まった。

ドイツ2年債は上昇し、利回りが6月1日以来で初めてマイナ スになった。欧州中央銀行(ECB)が5日に利下げを決定したも のの、追加的な危機対応措置を発表しなかったことから質への逃避 が起きた。ドイツ債よりもリターンが高いオーストリアやオランダ、 ベルギー、フランスの国債需要が高まり、これらの2年債利回りは 過去最低を付けた。

インベステック・アセット・マネジメントの債券部門責任者、 ジョン・ストップフォード氏(ロンドン在勤)は「債務危機に関し てまだ対応のなされていない問題は数多く、われわれは周辺国の国 債投資に慎重だ」と述べ、「市場にはECBが追加策を講じなかっ たことへの失望感がある。マクロ経済の状況にも神経質だ。リスク としては、周辺国の国債へのエクスポージャーを減らし続ける方向 だろう」と続けた。

スペイン10年債利回りはロンドン時間午後4時40分現在、前 日比17ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の

6.95%。一時7.04%に達し、先月20日以来の高水準となった。 前週末比では62bp上昇した。同国債(表面利率5.85%、2022 年1月償還)価格はこの日、1.105下げ92.485。

ドイツ2年債利回りは3bp低下のマイナス0.013%。一時は マイナス0.018%と、ブルームバーグがデータ集計を開始した 1990年以来の最低を付けた。

英国債

英国債相場は3日続伸。6月の米雇用統計で非農業部門雇用者 数がエコノミスト予想を下回る伸びとなり、世界景気が失速しつつ ある兆候が増えたことが手掛かり。

英10年債利回りは前日比6bp低下の1.59%。今週は14b p低下した。同国債(表面利率4%、2022年3月償還)価格は前日 から0.6上げ121.48となった。

原題:Spanish Bonds Slide on Crisis as German Notes Yield Below Zero(抜粋) 原題:Pound Rises to Strongest Since 2008 Against Euro; Gilts Advance(抜粋)

ニューヨーク・ニューズルーム   1-212-617-3007

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