ポーカーの「はったり」、脳の特定の部位が活動-研究

ポーカーで手持ちの札を良く見せよ うと相手にかける「はったり」について科学者らが研究したところ、人 との関わりにおける意思決定にかかわる脳の部位について新しい発見が あったという。

デューク大学の研究者らは20人の被験者に人間またはコンピュータ ーを相手にポーカーをさせ、その間の脳を機能的磁気共鳴画像装置(f MRI)で観察した。科学誌サイエンスで5日発表された論文による と、人間を相手にプレーしている時の方が側頭頭頂接合部(TPJ)の 反応が活発になった。さらに、同部位の活動から、被験者がこれからは ったりをかけようとしていることが分かったという。人間が他の人間と の関係を調整する上で、脳のこの部分が役割を果たしている可能性が示 されていると、論文の筆者のスコット・ヒューテル氏は語る。

「他の人間とかかわる時に、相手が自分の行動に対して意味を持つ と感知するのがこの部位だ」と、心理学および神経科学教授の同氏は述 べた。

研究では1枚のカードだけでプレーする単純なバージョンのポーカ ーを利用。数字の大きいカードを持っていて賭ければ勝ちになる。数字 が小さくて賭けてもはったりで相手をうまくだませれば勝てる。実験で 被験者は平均して54%の割合ではったりをかけていた。

原題:Poker Bluff Opens Window to Brain’s Effect on Social Decisions(抜粋)