6月米非農業雇用者数は8万人増、広義の失業率は14.9%に

6月の米雇用市場は予想を下回る伸 びにとどまった。

米労働省が6日に発表した6月の雇用統計によると、非農業部門雇 用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比8万人増。ブルームバー グ・ニュースがまとめたエコノミストの予想中央値は10万人増だった。 前月は7万7000人増と、速報値の6万9000人増から修正された。家計調 査に基づく失業率は8.2%で前月から変わらず。

ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルのチーフエコノミ ックアドバイザー、デービッド・レスラー氏は、「労働市場は弱く、景 気全体にも力がない」と述べ、「統計内容を受けた市場の反応は米金融 当局者と同じものだと考える。つまり驚きはしないが、失望していると いうことだ。景気循環からみて今の段階で必要な経済成長というのはこ の程度ものではない」と指摘した。

民間部門の雇用者数は8万4000人増と、10カ月ぶりの低い伸びにと どまった。前月は10万5000人増だった。教育・医療部門では雇用者 が2000人増と大幅に減速、ここ約2年で最も小幅な伸びだった。製造業 部門は1万1000人増加した。建設部門では2000人の増加と、今年1月以 来初めてのプラスとなった。一方小売りは5400人減少した。また政府職 員は4000人の減少だった。

平均失業期間

平均時給は23.50ドルと、前月の23.44ドルから若干の増加。週平均 労働時間は34.5時間(前月34.4時間)だった。

失業者に加え、経済悪化でパートタイム就労を余儀なくされている 労働者や職探しをあきらめた人などを含む広義の失業率は14.9%と、前 月の14.8%から上昇した。

平均失業期間は39.9週と、2カ月連続で前月から失職期間が延びて きた。

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原題:U.S. Payrolls Rose 80,000 in June, Less Than Forecast (3) (抜粋)

--取材協力:Caroline Fairchild、Alexandre Tanzi.