GPIF:11年度の収益率はプラス2.32%、外債堅調-国内株プラス

年金積立金管理運用独立行政法人(G PIF)の2011年度の収益率はプラス2.32%だった。外国債券の上昇 が全体をけん引、国内株式もわずかながらプラスとなった。

GPIFが6日に公表した2011年度の業務概況書で明らかにな った。11年度収益額は2兆6092億円で、年度末の運用資産額は113 兆 6112億円。収益率の資産ごとの内訳は、国内債券がプラス2.92%、国 内株式プラス0.57%、外国債券プラス4.77%、外国株式プラス0.49%、 財投債プラス1.42%など。

また、四半期ごとに収益率推移を見ると、第1四半期がプラス

0.21%、第2四半期がマイナス3.32%、第3四半期がプラス0.58%、 第4四半期がプラス5.11%で、特に国内外の株式が第4四半期に2割 近く上昇した効果が大きかった。年度末の資産構成割合は国内債券

63.3%、国内株式12.5%、外国債券8.74%、外国株式11.46%、短期 資産4%。

10年度は、収益率がマイナス0.25%で、年度末運用資産額は116 兆3170億円だった。11年度は運用資産額が2兆7058億円減った格好 だが、増減要因は収益額のほか、寄託金受け入れ5494億円、年金特別 会計への給付金1398億円、寄託金の償還5兆6996億円、運用手数料 249億円、未払い費用等に関する調整額2億円などだった。

みずほ証券エクイティ調査部の三浦豊シニアテクニカルアナリス トは、「月次の動きでは株式に資金配分や回収が行われておらず、11 年度はGPIFは株式マーケットに対し、ニュートラルな投資主体だ った」と指摘した。

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