今日の国内市況(7月6日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場は 以下の通り。

●日本株続落、欧中景気懸念で一時9000円割れ-金融や石油安い

東京株式相場は続落。欧州や中国など海外景気の先行きが懸念さ れ、日経平均株価は午後の取引で一時、1週間ぶりに9000円を割り込 んだ。その他金融や証券、保険など金融株、石油・石炭製品や電機や 鉄鋼といった景気敏感業種が安い。

TOPIXの終値は前日比4.54ポイント(0.6%)安の771.83、 日経平均株価は59円5銭(0.7%)安の9020円75銭。

三井住友トラスト・アセットマネジメントの三沢淳一株式運用部 長は、「欧州の利下げは想定通りだが、中国の利下げはそこまで景気実 態が弱いのかという懸念で捉えられている。市場は中国にもう一歩踏 み込んだ政策対応を求めている」と話していた。

●債券続伸、長期金利0.8%割れ目前-欧州景気懸念で米債高・株安

債券相場は続伸。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が欧州景 気の下振れリスクに言及したことから堅調となった米国債相場の流れ を引き継いで買いが優勢だった。長期金利は0.8%割れ目前まで低下 し、先物は1カ月ぶり高値圏に達した。

大和住銀投信投資顧問の伊藤一弥債券運用部長は「ECB、英イ ングランド銀行、中国人民銀行が追加緩和を実施したことを受けて、 海外市場で長期債が買われ、円債市場も堅調となった。午後に入って、 国内株価が値を下げたので、7-10年ゾーンにも買いが入り、全般的 に強くなっている」と話した。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物の324回債利回り は前日比1ベーシスポイント(bp)低い0.80%で始まり、6月27、28 日に付けた直近最低に並んだ。9年ぶり低水準0.79%を記録した先月 4日以来の0.8%割れ目前となったが、そこでは売りが出て0.805%で 推移。午後1時半過ぎには再び0.80%を付けた。

●ドルは79円後半で底堅い、米雇用統計控え悲観論修正-値幅20銭

東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=79円台後半で底 堅さを維持した。米国で発表された雇用関連指標の好調を受けて、雇 用情勢の悲観論が修正され、ドルが下支えされた。ただ、米国時間に は政府発表の雇用統計を控えて、景況感の下振れ警戒感も残り、日中 の値幅は20銭にとどまった。

みずほ総合研究所の武内浩二シニアエコノミストは、米雇用統計 に対する期待感が多少出て、市場がややポジティブ方向にポジション を振り向けてドル高・円安に圧力がかかったと説明。その上で、15万 人程度の雇用増が確認されれば、一段のドル高・円安が見込まれるも のの、逆に10万人を大きく下回る結果となれば、「反動で円高が加速 するというリスクがある」とし、警戒感から東京市場の値動きは限ら れたと言う。

ドル・円相場は朝方に付けた79円台後半から午前には80円02 銭までドルが上昇。午後はやや円買い圧力がかかり、79円82銭まで 円が水準を切り上げた。午後3時35分現在は79円86銭付近で取引さ れている。前日の海外市場では79円56銭までドル安が進んだ後、80 円10銭まで値を戻す場面も見られた。

参考画面: 記事に関する記者への問い合わせ先: 東京 山中英典 Hidenori Yamanaka +81-3-3201-8347 h.y@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 東京 大久保義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 yokubo1@bloomberg.net

Brian Fowler +81-3-3201-8891 bfowler4@bloomberg.net