IMF専務理事:世界経済見通し下方修正へー欧米や新興国陰り

国際通貨基金(IMF)のラガルド 専務理事は6日、10日後に公表予定の世界経済見通しで今年の成長率予 想を下方修正することを明らかにした。欧州や米国に加え、ブラジルや インド、中国で投資や雇用、製造に陰りが見えるためだと説明した。

同専務理事は都内での講演で、4月時点の予測の3.5%に言及し、 「世界の成長率見通しは3カ月前のわれわれの予測を幾分下回る」と述 べ、「下方修正される見通しでさえも、適切な政策行動が取られること が鍵となる」と語った。

欧州中央銀行(ECB)と中国人民銀行(中銀)は5日に利下げを 発表したほか、イングランド銀行(英中銀)は資産買い取りプログラム の規模拡大を決定。緊縮策や債務負担が先進国への重しとなる中、世界 的な景気回復の危うさが浮き彫りとなった。

ラガルド専務理事は、ブラジルと中国、インドの「主要な新興市場 国」は景気減速の兆候を示していると指摘。IMFのデータによると、 これら3カ国とロシアの経済規模は合わせて今年、世界全体の20%余り を占める。

専務理事は「過去数カ月間に見通しについては残念ながら、一段と 懸念が高まった」とし、「投資や雇用、製造など経済活動を示す多数の 指数が悪化した。これはしかも、欧州あるいは米国だけの話ではない」 と語った。

IMFは米成長率見通しについては既に2%と、4月時点の予測で ある2.1%から引き下げている。

原題:Lagarde Says IMF to Cut Growth Outlook as Global Economy Weakens(抜粋)

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