Fリテイリ:今期純利益予想を下方修正-今春、国内ユニクロ不調

ファーストリテイリングは今期 (2012年8月期)の連結純利益予想を815億円から790億円に下方修正し た。ユニクロ事業で、海外が好調を維持しているものの、国内では3- 5月期は不調だったことなどが影響している。

修正値はブルームバーグがまとめたアナリスト22人の事前予想平 均788億円とほぼ同水準だった。売上高予想も9415億円から9295億円 に、営業利益予想も1380億円から1315億円にそれぞれ下方修正した。

国内ユニクロの既存店売上高は、上期はヒートテックやウルトララ イトダウンなど冬物商品の販売が好調だったが、春以降、気温が低めだ ったことなどで夏物の販売が鈍化し、6月までで3カ月連続で前年を下 回って推移している。特に5月は前年比10%と大きく落ち込んだ。

このため、3-5月期の国内ユニクロ事業の売上高は前年同期 比1.0%減の1386億円、営業利益は同1.2%減の204億円と減収減益とな った。一方、海外のユニクロ事業は3-5月期も売上高が前年同期より 6割増、営業利益が2割増と、好調を持続した。アジアを中心に既存店 で好調な伸びが続いているほか、中国、台湾、韓国などで大量出店を継 続していることが要因。

岡崎健CFO(最高財務責任者)は会見で、3-5月期での国内ユ ニクロ事業が減収減益になったことについて「マーケティング戦略と気 温などの外部環境がうまくマッチしていなかった」と述べた。同事業の 既存店売上高については「7-8月は前年並みを予想するが、全体を通 すと若干マイナスになる」と、従来予想を下回る見通しを示した。

同時に発表した11年9月-12年5月期の連結決算は、純利益が前年 同期比36%増の725億円だった。売上高は同14%増の7435億円、営業利 益は同14%増の1193億円だった。

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