UBS、アジアと新興国への投資計画-富裕層の資産運用拡充

スイスの銀行UBSが、富裕層の資 産運用担当部門の収入の3-5%を向こう数年間、アジアと新興国での 事業拡充に向け投資する計画であることを、同部門責任者のユルグ・ツ ェルトナー氏が明らかにした。

ツェルトナー氏が6日、従業員向けに配布した文書によると、米州 を除く地域の富裕層を対象とする資産運用担当部門の伸びの約80%を現 在、アジア太平洋地域と新興国が占めている。UBSの担当者がこの文 書の内容を確認した。

UBSは5日、ユーロマネー誌で今年の「富裕層の資産運用で世界 首位」に選ばれた。UBSの富裕層の資産運用担当部門の2011年の収入 は76億3000万スイス・フラン(約6300億円)だった。アジア太平洋地域 と新興国からの新規の純資産流入額は1-3月(第1四半期)に66億フ ランで、スイス国内では18億フラン。欧州では11億フランが流出した。

ツェルトナー氏は文書で「長期的な成長を狙い、欧州でも変化を目 指している。ただ、それには時間がかかる」としている。

この部門は昨年、UBSの税引き前利益の約半分を占めた。アジア 太平洋地域と新興国在勤の顧客アドバイザーは3月末時点で1567人。ス イスなど欧州は2504人となっている。

原題:UBS Plans Investment in Asia, Emerging Markets, Zeltner Says(抜粋)