エール大のローチ氏:中国に一段の利下げ余地、インフレ鈍化で

モルガン・スタンレー・アジアの前 会長で現在はエール大学の教授を務めるスティーブン・ローチ氏は、5 日に利下げを発表した中国について、成長減速やインフレ鈍化を背景 に、一段の利下げ余地があるとの見方を示した。

ローチ氏はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「中国 人民銀行(中央銀行)には多くの弾薬が残っている」と指摘。「追加緩 和の余地が多くあり、実際、インフレ調整後の金利はかなり高い」と述 べた。

また、「欧州は言うまでもなく、世界中が弱い状態」にあり、米国 経済は軟調だと指摘。「欧州中央銀行(ECB)にはほとんど弾薬がな くなりかけている」と述べた。ECBは5日、政策金利を過去最低に引 き下げ、下限政策金利である翌日物中銀預金の金利はゼロとした。

ローチ氏は、中国の「4-6月(第2四半期)の国内総生産 (GDP)は減速する」と予想。「ただ、中国経済は依然としてハード ランディングではなくソフトランディングの軌道に乗っており、今回は パニックの表れではないと思う。インフレ鈍化の状況において、インフ レ調整後の金利が急上昇するのを防ぐための慎重な引き下げだと考えて いる」と述べた。

原題:Roach Says China Has Scope for More Rate Cuts as Inflation Slows(抜粋)

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