【個別銘柄】欧州関連安い、GSユアサやTDK下落、アルバック急騰

きょうの日本株市場で、価格変動材 料の出た銘柄の終値は以下の通り。

欧州関連:キヤノン(7751)が前日比2.5%安の3120円、リコー (7752)が3.1%安の660円、コニカミノルタホールディングス(4902) が2.3%安の625円、富士通(6702)が3.1%安の370円。欧州中央銀行 (ECB)が5日、政策金利を0.25ポイント引き下げ過去最低の0.75% とし、中銀預金金利も0.25ポイント下げ0%とした。日欧金利差縮小へ の思惑から、ユーロ・円相場は前日の東京株式市場終了時の1ユーロ =100円前後から、99円付近まで円買い・ユーロ売りが進行。欧州での 売上高の大きい企業の業績下振れ懸念が高まった。

ジーエス・ユアサコーポレーション(6674):5.8%安の343円。三 菱UFJモルガン・スタンレー証券は5日、目標株価を520円から477円 に引き下げた。国内電気自動車販売の低迷を受けてリチウムイオン電池 の赤字拡大を予想し、13年3月期連結営業利益予想を188億円から173億 円に、14年3月期を238億円から210億円に減額した。

ソフトバンク(9984):0.9%高の2885円。クレディ・スイス証券 は5日、目標株価を3000円から3500円に引き上げた。業界全体の構造改 善の可能性を織り込む形で、低位にあった通信セクターのバリュエーシ ョンは底を打って上昇トレンドに乗ったと指摘。同社のセクター相対バ リュエーションも依然として売られ過ぎの状況は解消していない、との 見方を示した。

TDK(6762):1.8%安の3205円。HDDメーカーで世界最大手 の米シーゲイト・テクノロジーは、出荷の減少と一部の製品に影響した 「仕入先の品質問題」を理由に、4-6月期決算暫定集計で、売上高と 粗利益率が従来予想を下回ったと発表した。売上高は会社計画の50億ド ル以上に対して、45億ドルにとどまるとしており、事業環境の厳しさが 意識された。

ニコン(7731):1.6%高の2579円。BNPパリバ証券が5日、投 資判断を「ホールド」から「買い」に、目標株価を2700円から3100円に 引き上げた。想定為替レートを円高方向に変更し、13年3月期連結営業 益予想を減額するが、液晶用装置の最近の受注状況を踏まえ、14年3月 期予想は1357億円から1369億円に増額した。

Jフロント リテイリング(3086):1.5%高の408円。同社は5 日、商業ビル大手のパルコ(8251)に対し株式公開買い付け(TOB) を実施すると発表した。買い付け価格は1株1100円で、保有割合を最 大65%にまで高める。2月24日時点の保有割合は33%。若者層に強いパ ルコとの連携を深めることで、競争力強化を図るとしており、収益拡大 を期待した買いが先行している。パルコは2.5%高の971円。

日立造船(7004):5%高の106円。新エネルギー・産業技術総合 開発機構とベトナムで初めてのごみ発電設備を建設する、と6日付の日 本経済新聞朝刊が報じた。総事業費は約24億円。東南アジアではごみ発 電の需要が拡大する見込みとしている。

三菱ケミカルホールディングス(4188):2.2%高の376円。野村証 券は6日付の投資家向けメモで、三菱化学が合成ゴムの材料となる化合 物ブタジエンの新製法を開発し、年内にも量産技術を確立するとの5日 付の日経新聞朝刊の報道に言及。記事内容は基本的に正しく、量産化に 向けパイロットプラントの改造を行うことは、商業化の確度が高まった ことを示すと判断できる、との見方を示した。

アルバック(6728):8.4%高の739円。ゴールドマン・サックス証 券が5日、目標株価を620円から670円に引き上げた。希望退職への応募 が予想を上回るなどリストラ計画が進ちょくしており、固定費用の削減 が寄与するとして、13年6月期連結営業利益予想を従来比2倍の20億円 に、14年6月期予想を61億円から72億円にそれぞれ増額した。

DIC(4631):2.7%安の144円。中国の景気減速の影響で、パソ コンや家電向けなど電気・電子関連部材が落ち込むのが響き、4-6月 期の連結営業利益は前年同期比22%減の80億円程度になった、と6日付 の日経新聞朝刊が報じた。

インターニックス(2657):制限値幅いっぱいのストップ高とな る80円(23%)高の434円。電子部品商社の米アヴネット・ インクが、 同社株の発行済み株式総数の66%に当たる約650万株を下限にTOBを 行う、と5日発表した。完全子会社化が目的としており、同社は上場廃 止になる見込み。買付期間はきょうから8月20日まで。公開買付価格 の655円にさや寄せする動きとなった。

ヤマトホールディングス(9064):0.9%安の1276円。同社は5 日、6月の月次動向を発表した。小口便が前年同月比2.6%減、うちク ロネコメール便が同6.1%減とそれぞれ2カ月ぶりに減少に転じるな ど、総じて軟調だった。バークレイズ証券は6日付の投資家向けメモ で、メール便の減少や人件費の増加から、4-6月期の営業利益が前年 同期比34%減の50億円になると予想した。

大成建設(1801):2.4%高の217円。同社を含む日本企業とトルコ の企業がイラクの復興やエネルギーに関連する120件のプロジェクトを 会議で協議する、とブルームバーグ・ニュースが5日報じた。トルコ海 外経済関係委員会によると、プロジェクトの規模は最大40億ドル (約3200億円)といい、今後の収益への貢献を期待した買いが入った。