アップルはオートナビを選択、中国マップ競争が激化-関係者

米国のアップルとグーグルは世界の 多くの地域で、スマートフォン(多機能携帯電話)やタブレット型端末 に搭載する地図情報サービスをめぐる激しい競争に突入している。

アップルはオートナビ・ホールディングスを将来の「iPhone (アイフォーン)」や「iPad(アイパッド)」のマップサービスの 中国での提携相手に選んだ。正式発表の前という理由で事情に詳しい関 係者2人が匿名を条件に明らかにした。北京を拠点とするオートナビは グーグルとも2006年から協力関係にある。

オートナビのライバルのナブインフォ(北京四維図新科技)は中国 検索サイト運営の百度(バイドゥ)やフィンランド携帯電話メーカーの ノキア、トヨタ自動車と提携しており、アップルの決定はオートナビに は追い風だ。調査会社アナリシス・インターナショナルによれば、米マ イクロソフトや韓国のサムスン電子とも協力するオートナビの中国モバ イルマップ市場での1-3月(第1四半期)のシェアは45%。これに対 して、ナブインフォも43%と拮抗(きっこう)している。

マッコーリー・グループでオートナビの投資判断を「買い」として いるジェイク・リンチ氏(上海在勤)は「全ての新型iPhoneとi Padにマップが搭載されることになれば、オートナビは利用者を劇的 に増やすだろう」と話す。

オートナビの投資家向け情報提供(IR)担当マネジャー、ヘレ ン・チュウ氏はコメントを控えている。アップルの広報担当キャロリ ン・ウー氏も中国でのモバイルマップサービスについてコメントを避け た。

原題:Apple Shares Google China Map Partner in Win for AutoNavi: Tech(抜粋)

--取材協力:Adam Satariano、Dave McCombs.