ビザとマスターカード、手数料めぐる訴訟で和解か-関係者

決済ネットワーク大手の米ビザとマ スターカードは、クレジットカード関連のコスト削減を目指して小売企 業が提起した7年に及ぶ訴訟の和解に向け準備を整えている。この協議 に関する説明を受けた3人の関係者が明らかにした。

事情に詳しい2人の関係者によると、協議は大詰めを迎えており、 来週後半にも和解に達する可能性がある。合意には小売企業に対する和 解金の支払いに加え、カード利用時に発生する手数料率の一時的な引き 下げが盛り込まれるもよう。同関係者は公に話す権限がないとして匿名 を条件に語った。

モルガン・スタンレーのアナリストによれば、和解協議にはビザと マスターカードの首脳クラスが参加した。関係者らは、和解の成立が遅 れたり、物別れに終わる可能性が依然残っていると述べた。

小売業者はビザとマスターカードが手数料率を固定し、これが反ト ラスト法(独占禁止法)に抵触すると主張。両社は購入額に対し平均 2%の手数料率を適用しているという。和解が成立すれば、ニューヨー クの連邦地裁で9月開始予定の審理は回避されることになる。

ビザの広報担当エリカ・ハービル氏とマスターカードの広報担当ジ ェームズ・イソックソン氏はいずれも和解の時期に関してコメントを控 えた。原告側の弁護士らもコメントを控えるか、電子メールや電話での 取材に対し今のところ返答はない。和解には1週間より長い時間がかか るとみる関係者もいる。

原題:Visa, MasterCard Said to Move Closer to Accord on Swipe-Fee Suit(抜粋)

--取材協力:Christie Smythe.