国内初のニュージーランド株投信、カレラAMが投入-自前で運用

ニュージーランドの株式のみで運用 する国内投信が初めて登場する。4月に投資運用業の登録をしたカレラ アセットマネジメントが第1号商品として26日に投入する。

ブルームバーグ・データによると、ニュージーランド株式を主要投 資対象とする国内籍の公募投信は、ばんせい投信投資顧問の「ニュージ ーランドファンド」1本。ただ同ファンドは同国の債券にも投資するた め、100%株式で運用するのは今回登場する「ニュージーランド株式フ ァンド」のみとなる。

ニュージーランドは一次産品に恵まれた国で、食品製造、農業生産 の好調からことし1-3月の国内総生産(GDP)は前期比1.1%増 と、2007年1-3月以来、5年ぶりの高い伸びを記録した。

カレラAMの内堀徹社長はブルームバーグ・ニュースのインタビュ ーで、新興国を中心とした世界人口の急増と新興国の生活水準向上によ り、「食料や水といった需要増加による経済成長が見込まれ、株式と通 貨双方の上昇が期待できる」と述べた。

ニュージーランド株式市場の時価総額は、4日現在で400億米ド ル。日本の3兆6013億米ドルの90分の1と小さいが、平均配当利回り は4.8%となっている。また、「ボラティリティは米10年国債と同程度 で、他の先進国株式と比較して低く、安定性も魅力」と内堀氏は言う。 6月時点の上場銘柄数は167。

新ファンドでは30-50銘柄を組み入れる予定。9日から親会社の安 藤証券が販売する。海外資産の運用では通常、現地運用会社への委託、 海外籍投信の組み入れなどで対応するケースが多いが、同社は自社のフ ァンドマネジャーが運用、信託報酬は年1.596%に抑えた。

カレラAMは11年7月の設立で、12年4月に金融庁に投資運用業の 登録を行った。