メルケル首相の決断は間違い、銀行同盟に警告-独エコノミスト

先週の欧州首脳会議でユーロ圏の銀 行債務の共有化につながり得る措置をメルケル首相が支持したことにつ いて、ドイツのエコノミストらが批判した。

Ifo経済研究所のハンスウェルナー・ジン所長ら160人のエコノ ミストらは、「EU首脳会議でメルケル首相が余儀なくされた決断は間 違っていた」とし、「重大な懸念」を招来すると訴えた。この書簡は、 独紙フランクフルター・アルゲマイネのウェブサイトに5日掲載され た。

エコノミストらは「まだ健全な欧州諸国の納税者や退職者、預金 者」にユーロ圏の銀行債務を「引き受ける義務を追わせてはならない」 と指摘。デフォルト(債務不履行)の場合は、投資家が損失を負担すべ きだと強調した。ユーロ圏の銀行債務は政府債務のほぼ3倍に膨れ上が っている。

書簡は「健全な諸国が銀行債務の共有化を原則的に認めれば、債務 の規模拡大や条件緩和の圧力に恒常的にさらされることになろう」と予 想、ドイツ国民に対して、議会に「わが国の経済を脅かす危険性」を伝 えるよう訴えた。

原題:Merkel Warned on Euro-Area Banking Union in Economists’ Protest(抜粋)

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