三井住友FG:航空機3年で2割増の400機に-リース事業

三井住友フィナンシャルグループは 住友商事と共同で航空機リース事業を拡大する。英銀RBSからの部門 買収で約335機となった保有機数を3年以内に2割増の400機規模まで増 やす計画だ。経済成長が続くアジアの航空機需要を取り込む狙い。海外 事業を担当する三井住友銀行の箕浦裕副頭取(56)が明らかにした。

三井住友FGは住友商事と6月に246機を持つRBSの航空機リー ス部門を約73億ドル(約5600億円)で買収、事業規模(管理機数ベー ス)は世界17位から3位に浮上した。箕浦氏はインタビューで「この地 位を守りつつ、急激ではなく着実な成長を目指す」と強調。3年後の売 上高は前期比14%増の8億米ドル(約637億円)を目標とする。

調査会社フライトグローバルズ・アセンドによると、2011年の世界 の航空機リース事業規模ランキングは、1位がゼネラル・エレクトリッ ク(GE)のグループ会社で1755機、2位はアメリカン・インターナシ ョナル・グループ(AIG)の1031機。3位は400機以下にとどまって いる。

箕浦氏は買収したRBSの事業について、「最先端の人気機種 を 扱っており、顧客からの需要が強く、収益性も高い」と指摘。今後もこ の強味を生かして、「現在3割のアジアの顧客比率を今後3年で5割に 高めたい」と意欲を見せた。3年以内に三井住友FGの連結最終損益ベ ースで最大200億円程度貢献する事業に育てたいという。

ボーイングの公表価格によると、三井住友連合が現在主に扱ってい る中型機の価格は47億円-155億円程度。箕浦氏は「欧州危機の影響で 邦銀の比較優位が高まっており、直接調達もしやすい」と述べ、航空機 購入用の外貨も調達しやすい環境にあると指摘した。同行の米ムーディ ーズの格付けは、RBSより4段階高いAa3となっている。

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