米カントリーワイド、議員や住宅公社幹部に優遇融資-下院報告

米住宅金融会社カントリーワイド・ ファイナンシャルは、サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ロー ンの営業縮小につながりかねなかった法案を廃案にするよう働き掛けて いた時期に、米連邦議会の議員やファニーメイ(米連邦住宅抵当金庫) の幹部に優遇金利で融資していた。下院監視・政府改革委員会のダレ ル・アイサ委員長が5日に公表した報告書で明らかになった。

同委員会による3年にわたる調査を総括した同報告書は、1996年か ら2008年にかけてカントリーワイド幹部がファニーメイとのビジネスを 抑制しかねない法案を阻止するため要人向けの特別融資プログラムを活 用していたと結論付けた。カントリーワイドは多額の住宅ローン債権を ファニーメイに割引価格で売却する独占的協定を結んでいたという。

アイサ委員長は報告書に添えた発表文で「この報告書はカントリー ワイドとファニーメイの関係や、カントリーワイドが政府系のビジネス パートナーとのつながりを強化するために要人向けプログラムをどう利 用したのかについて新たな光を当てたものだ」と説明した。

報告書にはカントリーワイド幹部が住宅ローンで有利な条件を求め ていたファニーメイ首脳に進んで便宜を図ろうとしていた時期の新たな 詳細が含まれている。1991年から98年までファニーメイの最高経営責任 者(CEO)を務めたジム・ジョンソン氏は在任中に1億ドルの報酬を 得ていたが、規則通りの支払いを怠り信用度が低かった。報告書で公表 された電子メールによると、同氏と親しい間柄だったカントリーワイド のアンジェロ・モジロCEO(当時)は、従業員がジョンソン氏への融 資実行に懸念を示したものの、心配は不要だとして有利な条件での融資 を指示したという。

カントリーワイドは2008年にバンク・オブ・アメリカ(BOA)に 買収された。

原題:Countrywide Loans Sought Favor With Fannie Mae, Report Says (2)(抜粋)