ECBのバイトマン氏:通貨同盟の方向性はなお不透明

欧州中央銀行(ECB)政策委員会 のメンバー、バイトマン独連銀総裁は5日、先月の欧州首脳会議の結果 は通貨同盟の方向性を明確にするものではなかったとの見解を示した。

バイトマン総裁はベルリンでのイベントで、「下された決定につい ては解釈の余地が多いため、最終的な判断は難しい」と述べ、「マース トリヒト条約の枠組みが依然として有効なのか、国家主権の移譲を伴う 一段の統合が追求されているのか、答えはまだ出ていない」とした。

同総裁はまた、「財政支援は危機管理の最終手段であるべきだ」と し、「こうした立場は今やはっきりと弱まった」と言明。「現在の危機 管理を見ると、既存の枠組みが持続可能かといった疑問が常に生じる。 絶え間なくリスクを相互化し、合意されたルールを弱めながら、われわ れはマーストリヒト条約の枠組みからより一層遠ざかっている」と指摘 した。

原題:ECB’s Weidmann Says Summit Brought No Clarity for Monetary Union(抜粋)