NY原油:下落、ドル上昇を嫌気-ECB総裁がリスクを警告

ニューヨーク原油先物相場は下落。 欧州中央銀行(ECB)が政策金利を過去最低に引き下げた後、ドラギ ECB総裁が経済に対するリスクが残っているとの認識を示した。これ を受けてドルが対ユーロで上昇したため、売りが出た。

ドルは対ユーロで1カ月ぶりの高値をつけた。ドラギ総裁は「ユー ロ圏経済の見通しに対する下振れリスクが一部顕在化した」と述べた。 米エネルギー省の統計で原油在庫が先週は427万バレル減少の3億8290 万バレルと、昨年12月以来の大幅なマイナスとなったことが示される と、原油は上昇する場面もあった。

エンコンパス・ファンドの共同ポートフォリオマネジャー、マーシ ャル・ベロル氏(サンフランシスコ在勤)は「ドルが唯一の資金投資先 となっているかのようだ」と指摘。「ECBは景気てこ入れを試みてい るが、状況を好転させられるかどうかについて疑念は強い。ドルは堅調 で、その他の相場はほぼすべて軟調だ」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物8月限は前営業 日比44セント(0.50%)安の1バレル=87.22ドルで終了。年初から は12%値下がりしている。

原題:Oil Declines as ECB’s Draghi Says Risks Remain After Rate Cut(抜粋)

--取材協力:Grant Smith.

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