イランの原油タンカー、中国行き信号発信-貯蔵計画を変更か

イランの原油タンカーで中国行きを 示唆するものが増えており、西側諸国の制裁に直面しているイランが海 上での原油貯蔵という戦略を転換している可能性が浮上している。

イラン国営タンカー会社(NITC)が運営する大型原油タンカー 少なくとも5隻が中国に向けて航海していることが、5日の同タンカー からの信号で明らかになっている。これはブルームバーグが4月17日に イランのタンカー40隻の動向をまとめ始めて以来最も多い数字となる。 ブルームバーグがまとめたIHSのデータによると、このうちの少なく とも32隻が過去1カ月に信号を発した。6月11日までの1カ月間に信号 を発したタンカーは21隻だった。これらのタンカーの輸送能力は1隻当 たり約200万バレルとされる。

国際エネルギー機関(IEA)は6月13日、イランがタンカーでの 原油貯蔵を5月末までに最大4200万バレルに引き上げたと指摘してい た。同国に対する欧州連合(EU)の禁輸措置は7月1日に発効した。

フェーンリー・コンサルタンツ(オスロ)のアナリスト、スベレ・ ビョルン・スベニング氏は電話で、「イランは海上での貯蔵計画を変更 し、中国に売却しているようだ」と指摘。「最終的な買い手は主として 中国となるだろう」と述べた。

原題:Iran Oil Tankers Signal China in Sign Storage May Be Ending (1)(抜粋)