中国人民元:5週間ぶり大幅安-中心レート引き下げや欧州懸念

中国人民元は5日、対ドルで5週間 ぶりの大幅な下落となった。中国人民銀行(中央銀行)が中心レートを 引き下げた。欧州債務危機が世界の成長を減速させているとの懸念か ら、一部のアナリストが元の上昇見通しを下方修正している。

人民銀は中心レートを0.11%元安方向の1ドル=6.3193元に設定。 6月25日以来の大幅な引き下げとなった。人民銀は中国の景気減速に伴 い人民元上昇を抑制する見通しだと、過去6四半期で人民元相場を最も 正確に予測してきたコモンウェルス銀行のシンガポール在勤ストラテジ スト、アンディ・ジー氏が指摘した。

中国外国為替取引システム(CFETS)によると、人民元は上海 市場で前日比0.13%安の6.3559元で終了。5月31日以来の大幅な下落と なった。

香港のオフショア市場では、元は前日比0.12%安の6.3545元。元の 1年物ノンデリバラブル・フォワード(NDF)は前日からほぼ変わら ずの6.4030元。

原題:Yuan Drops Most in Five Weeks on Weaker Fixing, Europe’s Debt(抜粋)

--取材協力:Andres R. Martinez.