スペイン:EU首脳合意後初の入札で目標額を調達

スペイン政府は5日に国債入札を実 施し、計30億ユーロ(約3000億円)相当を発行した。発行額は目標上限 に一致した。欧州連合(EU)首脳らが先週、被救済国の負担軽減の動 きで同意した後で初の入札で、3年債の落札利回りは前回の入札時を下 回った。

2015年7月償還の指標銘柄の平均落札利回りは5.086%。6月21日 の入札では5.457%だった。一方、10年債の指標銘柄の平均落札利回り は6.43%と、6月7日入札時の6.044%を上回った。16年償還債の平均 利回りは5.536%(前回は5.353%)となった。

3年債の応札倍率は2.28倍(6月は3.18倍)。16年償還債は2.56倍 で前月から変わらず、10年債は3.18倍(6月は3.29倍)だった。

入札後のマドリード時間午前10時58分現在の流通市場で、10年債利 回りは6.526%。ドイツ債との利回り格差は5.07ポイント。

スペインは銀行救済のための1000億ユーロ規模の融資について条件 をEUの欧州委員会と交渉中。また、今年の財政赤字を約40%削減する ための措置についても協議している。リセッション(景気後退)が財政 健全化をさらに難しくしている。

EU首脳らは6月29日に、ユーロ圏の救済基金から直接の銀行資本 注入を容認することや、スペイン向けの金融支援を優先債権扱いしない ことなどに同意した。

クレディ・アグリコル・コーポレート・アンド・インベストメン ト・バンクの欧州金利戦略責任者、ルカ・イェリネック氏(ロンドン在 勤)はこの合意をそれほど評価せず、「2011年の夏季休暇の時期に周辺 国にとって市場環境がどれほど厳しくなったかを、投資家は簡単に忘れ はしない」と話している。

原題:Spain Meets Target at First Bond Auction Since EU Summit (抜粋)

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