メキシコ中銀総裁:物価の伸びは今四半期に目標圏内に鈍化へ

メキシコ中央銀行のカルステンス総 裁は、同国の物価の伸びが今四半期中に当局の掲げる目標圏内に鈍化す るとの見通しを明らかにした。2012年の経済成長率については、同中銀 の予想レンジの上限を下回る公算が大きいとした。

カルステンス総裁は4日のインタビューで、消費者物価の前年比上 昇率は7-9月(第3四半期)に4%未満に減速するだろうと語った。 農産物価格の値上がりを招いていた干ばつが終わったためだとしてい る。同中銀が目標とする物価上昇率は2-4%で、同総裁は今四半期中 にこのレンジに戻る可能性が極めて高いとした。

今年の国内総生産(GDP)の伸び率については、「米経済の動向 に大きく左右される」とし、恐らく3.5-4%となるだろうと語った。 その後、同中銀が5月に示した見通しレンジの上限である4.25%には届 きそうにないと付け加えた。

同総裁は、4-6月(第2四半期)のペソ下落について、欧州債務 危機がさらに深刻化するとの懸念で世界の投資家が高リスク・高利回り 資産を敬遠したことが原因だと指摘。米欧情勢の改善とメキシコの景気 拡大により、ペソは11年上期のほとんどの期間で維持されていた水準で ある1ドル=12ペソ近辺に戻るだろうと語った。

ペソは5月31日に1ドル=14.3755ペソの安値を付けて以来、7.8% 上昇し、4日の水準は13.3337ペソ。この期間の上昇率は主要16通貨で トップ。

原題:Carstens Says Mexican Inflation to Slow to Target This Quarter(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE