NY原油(4日):下落、景気鈍化に伴う需要減を懸念

ニューヨーク原油先物相場は下落。 世界的な景気鈍化で需要が減退する可能性があるにもかかわらず今週の 上昇は行き過ぎとの見方が広がる中、ドル高を嫌気して1カ月ぶりの高 値水準から値下がりした。

仏ソシエテ・ジェネラルが、潤沢な供給に加えて欧州債務危機と中 国の景気鈍化で商品の投資需要が抑制されるとの観測に基づき原油相場 見通しを引き下げたことを受け、先物相場は一時1.3%安まで売られ た。ドルが対ユーロで上昇したため、代替投資先としての商品の魅力が 後退した。

プレステージ・エコノミクス(テキサス州オースティン)のジェイ ソン・シェンカー社長は電話インタビューで、「今日は天然ガスを除く 大半の商品が下落している。これは主にドル指数上昇の影響だ」と指 摘。「今日の市場の値動きはそれほど大きくないが、ファンダメンタル 的なデータよりも、資源国通貨のさや取りが手掛かりとなっている」と 語った。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の電子取引で原油先物8月 限は前日比61セント(0.7%)安の1バレル=87.05ドルで終了。前日 は3.91ドル高の87.66ドルと、5月30日以来の高値で引けていた。年初 からは12%値下がりしている。4日は独立記念日の祝日のため、 NYMEXでの立会取引は行われない。

原題:Oil Slides From One-Month High on Concern That Demand Will Ease(抜粋)

--取材協力:Alastair Reed.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE