米FRB議長の低金利政策、住宅市場でようやく奏功

米連邦準備制度理事会(FRB)が 誘導する低金利を生かして住宅を購入するには今が好機だとフライ夫妻 が判断したのは今年に入ってからだ。

夫妻はここ数年間、住宅購入を検討していたものの実際に踏み切る ことはなかった。それが変わったのは4月だ。バージニア州アーリント ンで寝室3部屋と浴室が2つあるコロニアル風の住宅を購入。3.75%の 固定金利で30年ローンを組んだ。

金融サービス会社に勤める夫のマイク・フライさん(28)は、「個 人向け金融サービスも用意されているし、金利もいい。その組み合わせ だ。市場も良好なようだし、僕たちの価格帯で物件が見つかった」と述 べる。

夫妻の経験は、バーナンキFRB議長の低金利政策でようやく住宅 市場が6年間続いていた悪化局面から抜け出し始めた可能性を示してい る。住宅相場の下落が止まり始め、差し押さえられた住宅の売却も進ん でおり、住宅購入者は記録的な低金利を活用しやすくなっている。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)の米国担当シニアエコノミス ト、ミシェル・マイヤー氏(ニューヨーク在勤)は、「FRBが非常に 重視するのが住宅市場だ。住宅販売とローン借り換えを通じ低金利の効 果を浸透させる最良の手段だからだ。与信パイプの目詰まりが緩やかに 解消されつつある一定の兆候が見られる。FRBもかなり満足すること になるだろう」と述べた。

原題:Home Sales Show Bernanke’s Low Rates Gain Traction: Economy (1)(抜粋)

--取材協力:Clea Benson.