ブラジル:金利先物利回りが過去最低に低下-鉱工業生産減少で

3日のブラジル市場で、金利先物の 利回りが過去最低を付けた。同国の鉱工業生産がエコノミストらの予想 以上に減少したことから、中央銀行が利下げを加速させるとの見方が広 がった。

銀行間預金金利先物(2014年1月限)の利回りは2ベーシスポイン ト(bp、1bp=0.01%)低下の7.82%。一時は過去最低とな る7.79%を付ける場面があった。通貨レアルは1.5%安の1ドル =2.0155レアルで、約2週間ぶりの大幅安。

ブラジル地理統計資料院(IBGE)が3日発表した5月の鉱工業 生産は前月比0.9%減少。ブルームバーグがまとめたエコノミスト40人 の予想中央値は0.6%減だった。

バンコ・エスピリト・サント・ジ・インベスチメントのシニアエコ ノミスト、フラビオ・セラノ氏は電話インタビューで、「鉱工業部門は 世界経済の減速の影響を最も受けており、一段の景気刺激策が打ち出さ れる可能性があると市場は解釈するはずだ」と指摘した。

ブラジル中央銀行は昨年8月以降、20カ国・地域(G20)で最大と なる計4ポイントの利下げを実施。政策金利は過去最低の8.5%となっ ている。金先物市場は、中銀が8月末までに政策金利を7.75%に引き下 げるとのトレーダーの予想を織り込んでいる。

原題:Brazil Rate-Futures Yields Fall to Record on Shrinking Industry(抜粋)

--取材協力:Gabrielle Coppola.

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