中国の景気減速が香港に波及-小売売上高が伸び悩み

中国経済の成長鈍化に伴い香港の小 売売上高が2009年以来の低い伸びとなった。中国本土からの旅行客が宝 飾品や腕時計といった高級品の購入を減らしていることが背景だ。

香港当局がウェブサイトで3日発表した5月の小売売上高は前年同 月比8.8%増の360億香港ドル(約3700億円)。毎年時期が変わる春節 (旧正月)休暇の影響を受ける1、2両月の季節的要因を除けば09年9 月以来の低い伸び率だ。ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト7人 を対象にまとめた調査の中央値では9.4%増と見込まれていた。4月 は11.4%増だった。

アジア最大の経済大国の景気減速の影響は、中国の特別行政区であ る香港とマカオにも波及している。オーストラリア・ニュージーランド 銀行(ANZ)の香港在勤エコノミスト、レイモンド・ヤン氏は「本土 からの旅行客の消費意欲は昨年と比べ低下した。景気減速のためだ」と 述べ、売上高統計は「香港の小売企業にとっての警告シグナルだ」と付 け加えた。

5月の宝飾品と腕時計、時計の売上高は前年同月比3.1%増加。昨 年5月の伸び率は61%に達していた。香港当局は今年の経済成長率見通 し(1-3%)を下方修正する可能性があることを示唆している。

原題:China Slowdown Cuts Luxury Spending as Hong Kong Retail Weakens(抜粋)

--取材協力:Paul Panckhurst.

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