【個別銘柄】原油高で資源堅調、信越化高い、不二越とSXL安い

きょうの日本株市場で、価格変動材 料の出た銘柄の終値は以下の通り。

資源関連:三菱商事(8058)が前日比2.9%高の1678円、三井物産 (8031)が2.3%高の1227円、石油資源開発(1662)が3%高の3140 円、国際石油開発帝石(1605)が2.9%高の46万2000円など。欧州や中 国の中央銀行が金融政策を緩和するとの観測や、対イラン制裁で供給が 減少するとの見方から、ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油 先物8月限は前日比3ドル91セント(4.7%)高の1バレル=87ドル66 セントと急反発した。

信越化学工業(4063):2.1%高の4475円。野村証券は4日付の投 資家向けメモで、足元業績は塩ビ・化成品、電子・機能材料を中心に堅 調な推移で、4-6月期の連結営業利益は前年同期比1%増の402億円 になると予想。他の大手化学メーカーは汎用石化の採算悪化などで上期 決算までに減額修正が相次ぐと予想される中で、業績安定感には注目で きると評価した。

日立製作所(6501):1.4%高の497円。ドイツ証券は3日付のレポ ートで、全社ベースでの費用低減効果に加えて、電力システムやオート モティブでの震災影響の解消が増益に寄与し、4-6月期の連結営業利 益は会社が想定していると見られる524億円を上回る650億円になると予 想した。

川崎汽船(9107):2.2%安の131円。SMBC日興証券は3日、増 資による株式の希薄化を考慮に入れるとして、投資判断を「アウトパフ ォーム」から「中立」に、目標株価を190円から150円に引き下げた。ま た、13年3月期連結純利益予想を110億円から会社計画並みの30億円 に、14年3月期は172億円から157億円に減額した。

OSG(6136):2.7%高の1184円。中国を除くアジアや米国など 海外の主要市場での底堅い需要や、国内での自動車販売の回復を受け て、11年12月-12年5月期の連結純利益が従来計画を18%上回る前年同 期比52%増の38億8300万円だったと3日発表した。74億円としている12 年11月期通期計画に対する進ちょく率は52%。

THK(6481):2.2%安の1454円。クレディ・スイス証券は3 日、投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」に、目標株価を1750 円から1500円に引き下げた。半導体製造装置(SPE)の受注回復ペー スが期待外れな上、中国の需要回復ペースが驚くほど緩慢との見方を示 した。

不二越(6474):3.6%安の320円。新興国市場の調整が長引いてい るほか、為替や販売価格の動向など引き続き厳しい状況が見込まれると して、12年11月期連結純利益予想を21%減額し、前期比37%減の63億円 に下方修正する、ときょう午前11時半に発表した。

ローソン(2651):2.3%安の5550円。女性やシニアなど客層拡大 に向けた品ぞろえ強化などが奏功し、3-5月期の連結営業利益は前年 同期比8.4%増の140億円だった、と3日発表。ただ、SMBC日興証券 は3日付のリポートで、好調な既存店売上高や粗利益率改善を考慮する と、営業利益はやや物足りない印象と指摘。今後も販促費投入の強化が 継続される見通しで、既存店売上高の伸びに対して、利益が伸び悩む懸 念を若干ながら持つとの見方を示した。

エス・バイ・エル(1919):7.3%安の165円。3-5月期の連結営 業損失は8億4100万円と、前年同期の2億1200万円から赤字が拡大した と3日に発表した。営業力強化を図り、4月に過去最大規模の新入社員 を採用するなど人員拡充に伴う人件費の増加、先行投資など販売管理費 の増加が背景と説明。13年2月通期計画は12億円の黒字を維持した。同 社株式を50%保有し連結子会社化しているヤマダ電機(9831)も5.7% 安の3625円。

ニコン(7731):1.9%高の2504円。iPS細胞を効率よく作れる 技術を米ハーバード大学などと共同で開発した、と4日付の日本経済新 聞朝刊が報じた。従来に比べ作成にかかる時間が3分の1程度ですみ、 コスト削減につながるという。新技術を応用してソフトウエアを作 り、300―350万で研究機関などに販売すると日経は報じている。

沢井製薬(4555):0.8%高の8600円。野村証券は3日、投資判断 「買い」を継続した。4-6月期の売上高は会社想定並みと判断し て、13年3月期の連結営業利益予想を185億円から190億円に引き上げ た。会社は厳しい価格競争や12年3月期末の在庫増による粗利率の悪化 を想定しているが、競争環境に大きな変化はなく、大幅な粗利率悪化要 因が見当たらないとの見方を示した。

エムアップ(3661):8.3%高の2438円。7月31日時点の株主を対 象に、普通株式1株を2株に分割すると3日の取引終了後に発表。効力 発生日は8月1日といい、取引単位価格の低下による投資家層の拡大を 期待した買いが入った。同社は音楽・映像、タレントのオフィシャルフ ァンサイトなどモバイル向けコンテンツ事業を展開し、3月14日に新規 株式公開した。

放電精密加工研究所(6469):1.2%高の516円。3-5月期の連結 営業損益は2億円の黒字と、100万円の赤字だった前年同期から改善し たと3日に発表。放電加工で産業用ガスタービン部品加工、新規アイテ ムの受注が順調で、内製化など経費削減も寄与した。また、金型では、 ディーゼル関連製品向けにセラミックスハニカム押出金型の需要が旺盛 だった。前期比2倍の7億5800万円を見込む13年2月通期計画は据え置 き、進ちょく率は26%。