LIBORが妨げる英中銀総裁への道-タッカー氏らに受難

イングランド銀行(英中央銀行)の キング総裁の後任として内部で最有力視されるポール・タッカー氏を含 めて、次期総裁の候補らにもロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の 不正操作をめぐるスキャンダルが影を落としている。オズボーン財務相 による後継者探しは難航することになりそうだ。

英銀2位バークレイズの最高経営責任者(CEO)を辞任したロバ ート・ダイアモンド氏は4日に議会証言に臨む。同行によるLIBOR 操作が広く認知されたことは、英中銀の次期総裁に就任したいと望むバ ンカーや監督当局者により厳しい目が注がれることを意味している。

キング総裁を金融安定担当副総裁として補佐するタッカー氏は、次 期総裁の最有力候補と目されているが、2008年のダイアモンド氏とのや り取りをめぐってLIBORに関係する騒動に巻き込まれている。キン グ総裁の後継者としては、ダイアモンド氏の前任者であるジョン・バー リー氏やHSBCホールディングスのスティーブン・グリーン元会長の 名前も浮上していたが、影響は避けられそうにない。

ダイアモンド氏に質問を行う英下院財政委員会のメンバー、保守党 のマーク・ガルニエ議員は「LIBORの不正操作につながる出来事に 彼らが関係していたとすれば、その人物を選ぶことは非常に難しくなる だろう」と話す。

来年6月に退任するキング総裁の後継者選びの正式な手続きが始ま るのは今秋以降になると複数の担当者が示唆していたが、銀行業界の調 査に議会が乗り出すことになり、候補者探しは直ちに開始される見通し だ。

原題:King’s Succession Race for BOE Chief Roiled as Libor Furor Rages(抜粋)

--取材協力:Svenja O’Donnell、Howard Mustoe、Scott Hamilton.

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