LIBOR騒動、タッカー英中銀副総裁巻き込む-証言要請も

ロンドン銀行間取引金利 (LIBOR)操作をめぐる騒動が拡大を見せる中、イングランド銀行 (英中央銀行)のタッカー副総裁は英銀バークレイズのロバート・ダイ アモンド最高経営責任者(CEO)との電話に関して議会証言を求めら れる可能性がある。同CEOは3日に辞任。

英議会の財務委員会メンバーで、議会で4日にダイアモンド氏に質 問する野党・労働党のジョージ・ミューディ議員とアンディ・ラブ議員 は、タッカー副総裁も証言すべきだと語った。バークレイズは、タッカ ー副総裁が中銀の市場担当ディレクターだった当時、同行にLIBOR を低めに報告するようにほのめかしたことを示す趣旨の2008年の通話メ モを公表。それがきっかけとなり、同副総裁の名前が今回の騒ぎで浮上 している。

アビバ・インベスターズの欧州担当チーフエコノミスト、スチュア ート・ロバートソン氏は「タッカー副総裁の高潔なイメージを損なう動 きだ。副総裁はもちろん証言すべきで、闘わなければならないだろう。 問題は、それが証明できるかだ」と語った。

保守党のデービッド・ラフリー議員は、英中銀当局者が同意を与え たという主張がバークレイズから浮上したことに驚きはないとした上 で、「ダイアモンド氏が口で言うだけでなく行動で証明するか見守ろ う。この件について、同氏はもちろん質問は受けるだろう」と指摘し た。ダイアモンド氏が4日の証言でその主張を繰り返した場合、タッカ ー副総裁もこの問題で証言を求められるとの見方を示した。

ミューディ議員はロンドンでのインタビューで、タッカー副総裁は 「財務委員会で証言したいだろう」と指摘。同副総裁が「英中銀総裁候 補なのは明白で、この問題によって阻まれたくはないはずだ」と語っ た。

原題:Tucker Drawn Into Diamond Libor Furor as Lawmakers Seek Answers(抜粋)

--取材協力:Jennifer Ryan.