東芝のLCDカルテル認定、約69億円の損害-米連邦地裁陪審

米連邦地裁の陪審は3日、東芝が液 晶表示装置(LCD)の価格設定で競合企業と共謀し、同社は顧客 に8700万ドル(約69億円)の損害を与えたとの評決を下した。

サンフランシスコの連邦地裁陪審は2日足らずの審理を終えて、こ れらのLCDを使用したメーカーに対する損害額を1700万ドル、完成品 を購入した消費者に与えた損害額を7000万ドルとそれぞれ認定した。

原告弁護団は東芝が1999年から2006年にかけて薄膜トランジスタ (TFT)LCDパネルの価格設定で競合企業と会合を持ち、協定を結 んできたと主張していた。

日本や韓国のパネルメーカーを相手取って起こされたこの価格カル テル訴訟では、シャープや サムスン電子 など少なくとも7社が昨年12 月に和解金支払いで合意。訴訟を続けていたのは東芝だけだった。

LCDを使用したホームシアター機器やノート型パソコン、オフィ スネットワークを製造する米国のメーカーを代表して起こされた今回の 訴訟の原告側弁護士、ブルース・サイモン氏は評決に「非常に満足して いる」と述べた。

一方、東芝は評決を不服として上訴する方針を表明。広報担当のジ ュリアス・クリステンセン氏は電子メールで配布した発表文で「東芝は 今回の事実認定を正すべくあらゆる利用可能な法的手段を追求する」と し、「米国におけるLCD事業において当社側に違法行為はなかったと の立場を常に貫いている」と述べた。また、「この問題に起因する2012 年度業績予想の修正」は予定していないことも明らかにした。

原題:Toshiba Conspired With Competitors on LCD Prices, Jury Rules (3)(抜粋)

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