ECB:政府保証付き銀行債のオペ担保利用を制限

欧州中央銀行(ECB)は政府保証 付きの銀行債をリファイナンスオペの担保に利用することを制限すると 発表した。同中銀のバランスシートが抱えるリスクの量への懸念が背景 にある。

ECBは声明で、ユーロ圏諸国政府の保証が付いた適格銀行債を発 行する金融機関は3日以降、リファイナンスオペの担保として「このよ うな債券または同様の債券」をすでに提出済みのこれら債券の額面を超 えて差し出すことはできなくなると説明した。

バークレイズ・キャピタルの欧州担当チーフエコノミスト、ジュリ アン・キャロー氏はECBの発表について、「一定の懸念があり、 ECBは担保の質と量を重視していることを示すものであるだけに重要 だ」と指摘した。

ECBはソブリン債務危機を受け、業績が悪化している銀行の資金 調達の道を広げるために受け入れる担保を拡大した。ただ、ユーロ圏の 一部の中銀からは、こうした措置に伴うリスクの増大を理由に反対する 声も上がっており、ドイツ連邦銀行は6月22日、ECBによる担保の格 付け下限の引き下げと一部の資産担保証券(ABS)の適格要件変更に 反対意見を唱えている。

原題:ECB Limits Use of Government-Backed Bank Bonds as Collateral (1)(抜粋)