英国債:下落、刺激策期待で安全志向が後退-中銀会合を控え

3日の英国債相場は下落。各国の中 央銀行が相次いで景気てこ入れ措置を講じるとの観測を背景に、高利回 り資産を求める動きが加速、比較的安全とされる英国債の需要が後退し た。

イングランド銀行(英中銀)は既に先月、追加策を打ち出したこと から、量的緩和策である資産買い取りプログラムの拡大は抑えられると の見方が広がり、これも英国債を押し下げた。欧州株の指標であるスト ックス欧州600指数と、英株式の指標となるFTSE100指数はそれぞれ 上げた。

ロイヤル・バンク・オブ・カナダ(RBC)の債券ストラテジス ト、サム・ヒル氏(ロンドン在勤)は、「株式は小幅プラスの領域にあ り、国債利回りは若干上昇した」ことから、英国債が下げる環境が整っ たと解説。「既に別のてこ入れ策が発表されていることを理由に、英中 銀は量的緩和策の小幅拡大で良しとするのかどうかという疑問がある」 と続けた。

ロンドン時間午後4時37分現在、30年債利回りは前日比7ベーシス ポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し3.08%。同国債(表面利 率4.5%、2042年12月償還)価格は1.655下げ127.88。10年債利回りは6 bp上昇の1.76%となった。

ブルームバーグがまとめたエコノミスト41人の調査中央値では、イ ングランド銀は5日の金融政策委員会(MPC)で、資産購入枠を500 億ポンド増やし3750億ポンドに拡大すると予想されている。このうち8 人は750億ポンドの拡大を見込んでいる。

同中銀はその他の刺激策として、金融システムに月当たり少なくと も50億ポンドを注入する流動性措置を始めた。これとは別に銀行の民間 向け融資促進策も導入する。

原題:Gilts Decline as Global Stimulus Speculation Damps Safety Demand(抜粋)

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